Mac OS 拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)

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今回のエントリは、Mac OS X Leopard新規インストール(上書きではない)の際、ディスクのフォーマットはとりあえず「Mac OS 拡張 (ジャーナリング)」で良いのでは?と言う内容です。

・・・ウチはOSをインストールする際、必ずと言っていいほどクリーンインストールを選択します。上書きはなんとなく抵抗がありまして。偏見ですかね。

今回も同様に、旧環境(Mac OS X v10.4.10)の必要ファイルをバックアップしてから、Mac OS X Leopardインストール時にディスクをフォーマットして(まっさらにして)、それからインストールに進みました。

しかしいつも悩むのがディスクのフォーマット(種類)。前回、Tigerの際も、ジャーナリング「あり」/「なし」で迷い、結局「あり」でインストールしましたが、ウチの使用環境ではジャーナリングもへったくれもないので、「なし」でも良かったかと後で思いました。ジャーナリング「あり」だと、若干遅くなると言う話もあるようですし。(体感でわかる程度かどうかは???)

今回Leopardインストール時に悩んだのが、「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」と「Mac OS 拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)」でどちらにするかです。

今回からジャーナリングはデフォルトのようで、まあそれはいいのですが、(大文字/小文字を区別)についてさてどうするかです。

これまで、少なくともMac OS Xになってからは、ディスクのフォーマットはHFS Plusが主です。Appleから出荷されているMacも皆そうです。他にも扱えるファイルシステムはありますが、解ってる人じゃないと意味がないものです。普通はHFS Plusです。

今回、表立って台頭して来たファイルシステムが、「Mac OS 拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)」であり、HFSXと呼ばれているものです。

細かい仕様はよく知りませんが、HFS Plusとの大きな違いはディスク上でファイル名称の大文字、小文字を区別できる点です。

要するに、今までHFS Plusでは、「LEOPARD.TXT」も「leopard.txt」も同一ファイルと見なしていたのに対して、HFSXは別と認識してくれるのです。正確に言うともうちょっと違うのかもしれませんが、まあ大体そういうことです。

メリットは今までより何倍ものパターンでファイル名称を付与できる点にありますが、このような環境を考慮していない、HFS Plus環境だったから検出できていなかった潜在バグを持っているアプリケーションは軒並み動かなくなります。「大文字/小文字なんか気にしてねー」なんて作りをしてると、もう、全然ですね。

Mac OS X Leopard発売後、まだほんの数日しか経っていませんが、Leopardで動かないアプリケーションがチラホラあるようです。この理由が、HFSXでフォーマットした環境だからなのかは分かりませんが、とりあえずHFSXはまだ早いのではないかと思います。

せっかく新しいOSを手にしたのに、つまらない理由で台無しにはしたくないですしね。そういうわけでウチは「Mac OS 拡張 (ジャーナリング)」にしました。

「参考」
Mac OS X 10.5 Leopard のインストール

p.s.
iPod touchはHFSXでフォーマットされているそうです。Appleとしては、HFSXに移行していく気なのでしょうね。今後出荷される、Leopardプリインストールマシンはどうなのでしょう。