2006 SUPER GT 第6戦 鈴鹿 1000km決勝日

なかなか面白いレースでした。チェッカーは#12 CALSONIC IMPUL Z。ポールトゥウィン。すばらしかった。誰がどう見ても圧倒的に速く、不安を全く感じさせない走りでした。今季GT500 Z初ウィナー。ホントすばらしかった。

続いて2位が#22 MOTUL AUTECH Z。ウエイトハンディ+80kgなのにこの結果はすごすぎ。(ブリヂストン履いてるからさらに+25kgですかね。)Zでワン・ツーを、この鈴鹿で取れるとは正直思っていなかったので、うれしさ倍増です。

全体を通して、非常に見応えある面白いレースだったんですが、ただ一つの事件が全てを台無しにしてくれたように思います。

・・・#23 XANAVI NISMO Z。ドライバーは助っ人の井出選手。ドライブスルーペナルティ無視による黒旗失格。さらに失格を受けているのにそれを無視しての走行。

レース中、日産総監督の柿元監督がゲストで登場し、無線が故障していたと言っていましたが、無線が故障していたとしても、コントロールから掲示されているボードは見なくてはならないし、見落としはプロとしてどうなのかと言わざるを得ないでしょう。

本当に見落としなのか。ボードは失格になるまで3周の間#23が通過するたびに掲示されていたのに。

さらにそれはドライブスルーペナルティの掲示の話で、その後失格が確定したあと、今度は黒旗ボードをコントロールが掲示していたわけなんだけど、それも数周無視。

見えてなかった、見逃した、って線がどうにも苦しい。何があったんだろう?見えてて従わなかった?だとすると理由は何?そこが知りたい。

知ったところで#23の失格が無効になるわけでも何でもないんだけど、真相を知りたい。何が井出選手に起きたのか。NISMOに何があったのか。

#23 XANAVI NISMO Zはこれで大きくポイントランキングから後退した。マシンは快調だっただけにものすごく残念。Zワン・ツー・スリーの表彰台独占もあったかも知れない。

そして何より、この1000kmで、本山選手の走りを見ることができなかったのが残念で仕方が無い。