2007 SUPER GT 第3戦 富士 なんちゃってレポート5(ほとんど番外編)

さて決勝日です。昨日予選日の反省をふまえ、朝は3:30頃に家を出ました。

道中、目の前をいきなり鹿が横切ったりして冷や汗物でしたが、快適に中央道、富士五湖有料道路を進んで、5:00くらいには富士スピードウェイへたどり着きました。

ジムカーナ場は一般駐車スペースになっているので、そこを狙ったつもりだったのですが、既に満車。これでも遅いか・・・。ドリフトコースが使えればなぁ。

さてどうしよう。また駐車MAPで言うところのP5に停めるのもヤだし、P10あたりが空いていればそこにしようと思ったのですが、この時間ではまだ閉鎖中。決勝日は使えるはずなのに・・・。

なんだかこのP10、使えるのか心配になってきて、別のところを探そうかとフト周りを見ると、すぐ近くに、あきらかに駐車スペースではない、車道沿道の芝生の上に停めている方々が居ました。

もーそこに停めちゃえ!悪い蟲が動きだし、マナー違反な罪悪感にかられながらもそこに停めることにしました。

・・・がしかし、芝生の上をよく確認しなかったのがいけないのですが、クルマを芝生に進めると、「ドンっ」と言う衝撃とともに、芝生で作られた段差に乗り上げてしまいました!車高が高いクルマならどうってことないのですが、ウチみたいに低くしていると、なんかシーソーみたいになって非常にヤバイ状態に陥ってしまいました。

マズイ!!とりあえず微妙にタイヤは芝生に接地しているので、脱出しようとクルマを進めるのですが、底面からきしむような音がして怖くてアクセル開けれません!

ぎゃ〜!!完全にバチが当たった!やっぱこんなことやっちゃいけなかった!!

・・・とは言っても、このままだとにっちもさっちも行かないので、もう、ハラをくくって思いっきり前進!いやな音と共に、芝生を乗り切りました。

車外に出て、おそるおそるフロントバンパーとサイドステップを確認してみると・・・。なんと!奇跡(?)的にノーダメージ!!草はいっぱい付いているけど。いや〜、もう朝から何やってんだろ。

とりあえず目的の場所にクルマを進められたので、そのままそこに停めても良かったんですが、なんとなくね・・・。やっぱここに停めちゃいけないよね。

そんなことを考えながら、フト前方を見ると・・・P10開いてるじゃん!係員が誘導してるし。こら〜遅いよっ!!

もーそっちに移動することにしました。と言う訳で、乗り切って来た芝生をまた再度乗り切って車道に脱出せねばいけません・・・。

こんどは芝生を良く確認。なるべく段差が低いところをチョイスしてクルマを進めます。

・・・ヴォン!ヴォン!!ガサガサ〜・・・ドンッ!!

・・・フロントタイヤは乗り越えました。ここから一気に前進!!・・・と思ったのですが・・・、リアタイヤがスリップして前に進まないじゃあないですかっ!!!

まじですか。まじですか。ヤバイじゃん。ホンキで。もうどんだけって感じ。

押してダメなら引いてみな〜なんて感じで(当時そんな余裕はございません)、リバース!!・・・なんとか振り出しに戻りました。

さてどうしよう。芝生が滑りやがるぜよ。一歩進んで二歩下がっているぜよ。あんまガサガサやってるとクルマも今度こそヤバイし。もうこうなったら、縁石から車道に直接降りようか。いや〜ダメダメ、段差ありすぎて確実にフロントバンパーがアスファルトに突き刺さる。なんとしてでも、芝生を乗り切り、縁石が無いところまでたどり着かねば。

スリップするところは、何度トライしてもスリップしてしまうでしょうから、ちょっと場所をずらしてリトライすることに。この場所を逃すと、もうスペースが無いぜよ。

神に祈るように、さっきより若干多めにアクセルを踏み、フロントが乗り上げてから間髪入れずにそのまま突っ切るように突き進みました。

・・・ヴォオン!ヴォオン!!ヴォーオン!!!ガサガサ〜ドンッ!!ギシギシっ〜ガサガサ〜ドンッ!!(←どういう状況か全く分からないね(笑)。気持ちだけ汲み取って下さい。)

・・・もう疲労困憊。とりあえず、なんとか脱出できました・・・。

1秒たりともその場には居たくなかったので、逃げるようにP10へ向かい、無事駐車。悪いことはしちゃいけないね。猛反省。


やっと落ち着いたところ。