「Starlink」は米国SpaceX社が運営する衛星コンステレーションを利用した衛星通信サービスです。価格改定前は月額12,300円と高額だったため個人で利用する方は少なかったと思いますが、今回の月額6,600円への改定は衝撃的です。ほとんど半額です。
「Starlink」はウクライナ侵略戦争において、米国SpaceX社がウクライナに無償でサービス提供したことで大きな注目を集めたこともあり、ニュース等を介して日本人にも広く知れ渡ったのではないかと思います。
ウクライナ侵略戦争では、ウクライナの通信インフラ設備が破壊され、通信がままならない状態が続いていると推察しますが、この「Starlink」は専用のアンテナを設置するだけで衛星コンステレーションを介した通信が行えるため、戦時下においては極めて有効なサービスではないかと思います。おそらく従来の戦争では、敵の通信設備をまず破壊するという常套手段がとられていたと思うのですが、このようなサービスの台頭で、戦争は変わっていくのかもしれません。
その「Starlink」ですが、実は日本でも昨年2022年10月からサービスを開始しており、ほぼ日本全土をカバーしています。
「Starlink」のトップページから郵便番号等の住所情報を入力すると、サービス提供エリアかどうかの確認や、ダウンリンクのスピードを確認することができます。
日本の通信環境はよくなっているとは思いますが、場所によっては不通であったり、集合住宅ではスピードが出ないなどの話はまだまだ聞きますので、これを機に、光回線以外の手段として「Starlink」を検討するのもいいかもしれません。
なお、「Starlink」の月額利用料は6,600円ですが、他に初期費用としてハードウェア一式（アンテナ等）36,500円（旧価格73,000円）がかかります。
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