普段競馬はやりませんが、有馬記念はなんていうか競馬やっていなくてもお祭り感があっていつも気にしています。ただ、投票するにしてもまったく知識がなく、勉強する時間もないのでAIに予想させてみよう!ということになりました。
どうやって予想させたか(直前情報→印→買い目)
やったことはシンプルで、直前の馬場・天気・オッズ・枠順などを整理し、ChatGPT(GPT 5.2 思考モード)に「印(◎○▲…)と買い目を、予算内で組んで」と依頼しました。ポイントは、断定させずに確率や根拠を添えること、そして“的中重視/バランス/一撃”のようにリスク別で提案させたこと。AIには「情報をまとめて、買い方の型を作ってもらう」役割を期待しました。
買ったのはバランス型:3連複+馬連中心で5,000円
今回の予算は5,000円。券種はバランスタイプとして、3連複と馬連を中心に構成しました。いわゆる「当たりやすさと配当のバランス」を狙うイメージです(3連複=1〜3着を順不同で当てる、馬連=1〜2着の2頭を当てる)。

結果:1着4・2着10・3着9、的中0・回収0円

肝心の結果は、1着4番ミュージアムマイル/2着10番コスモキュランダ/3着9番ダノンデサイル。僕の購入分は的中0、回収額0円でした。きれいに外れました。実験としては分かりやすい結果です(苦笑)。
なぜ外れた?AI予想がハマりにくいポイント
外れた理由は一つではなく、いくつかの“ズレ”が重なった可能性があります。
展開の分岐を“買い目”に落とし込む難しさ
競馬は展開(ペースや位置取り)で結果が変わりやすいのに、買い目を組むときに「展開がAなら」「展開がBなら」を十分に分岐できないと、外れ方が派手になります。AIは展開の説明はできても、分岐を資金配分に落とすのが難しいことがありそうです。
穴の拾い方と、人気寄り買いの弱点
バランス型は“人気寄りに寄せすぎると配当が薄い、穴を拾いすぎると当たらない”の綱渡りです。今回は2着に10番が入り、ここを拾い切れなかったことが致命傷になりました。
直前気配(パドック等)という人間領域
AIは直前情報の整理は得意ですが、パドックの雰囲気や入れ込み具合といった“目で見る情報”は、こちらが入力しない限り反映できません。最後のひと押しは、結局人間側の判断が必要かもしれません。
それでもChatGPTを使って良かった点
外れたのに何が良かったのか。そこも正直に書くと、ChatGPTは「情報の整理」「買い目の型作り」「自分の思考の抜けを見つける」には便利でした。感情で買い目が膨らむのを抑えたり、リスク別にプランを切る発想をくれたり。ここは人間の弱さを補ってくれます。
次回はこうする:ChatGPTを使った改善案5つ
展開を3パターン作らせて、買い目も分岐する
スロー/平均/ハイの想定をChatGPTに出してもらい、「この展開なら残す馬・消す馬」を先に決める。 “当たったらラッキー”ではなく、想定違いの外れ方を減らす狙い。
買い目は一発生成じゃなく、段階式で作る
いきなり結論ではなく、①軸候補→②相手候補→③消し馬と理由→④最終買い目、の順で出してもらう。 理由が残るので、外れた時に“どこがズレたか”を検証しやすい。
穴の拾い方を“ルール化”して、毎回固定する
「穴は最大2頭まで」「人気薄は適性重視で選ぶ」など、ChatGPTにルールを文章化させて守る。 感情で点数が膨らむのを防ぎ、バランス型の精度を上げたい。
パドック/返し馬の印象を入力して直前に再計算する
自分の目で見た“落ち着き・発汗・踏み込み”をテンプレで入力し、印と買い目を微調整させる。 AIが拾えない現場情報を、人間側から補うイメージ。
レース後の反省をテンプレ化して、学びを積み上げる
「外れた前提は?」「直すなら1点だけどこ?」「次回のルール更新は?」を毎回ChatGPTに整理させる。 外れを“ネタ”で終わらせず、次に繋がる実験にする。
まとめ:あなたはAI予想、使いますか?
結果は回収0円。だけど、「AIに任せたら当たるのか?」というモヤモヤに、ちゃんと体験で答えが出ました。AIは魔法の当て馬ではなく、情報整理と仮説作りの“補助輪”として使うのが現実的かもしれません。
さて、あなたならAI予想、どこまで頼りますか? そして外れた時、どう振り返りますか?