先日、僕は「AirTag(第2世代)は初代ユーザーなら基本据え置き寄り。ただし“Apple WatchでPrecision Findingできる”のは正直魅力」と書きました。
ところが最近、YouTube動画 で「発売後に製品ページやプレスリリースに追記が入ったらしい」という話を見かけて、気になって公式情報を確認しました。すると、日本では規制のため“精密探索の一部”が使えないという注記が、かなりはっきり書かれていました。
機能がどうのこうのというより、説明の出し方が惜しい……というのが僕の印象です。この記事では、期待された新機能のうち「何が日本で使えないのか」「何は普通に使えるのか」を落ち着いて整理します。
YouTube動画はこちら
まず前回記事とのつながり(僕が刺さってたのはここ)
前回の記事で、僕がAirTag(第2世代)の進化点の中でも特に惹かれていたのは次の2点でした。
- Precision Findingが強化:最大で50%遠くから“探し始め”られる。
- Apple WatchでPrecision Findingが使える:Series 9 / Ultra 2以降のWatch単体で探せる。
今回の話は、まさにこの“刺さってた部分”が、日本だと前提が変わってしまうという続編になります。
何が「日本で使えない」のか(公式に明記されている範囲)
AppleのNewsroomやサポートページによると、日本では以下の機能が利用できません。
- 拡大したPrecision Finding(精密探索の範囲拡大) 第2世代の売りである「最大1.5倍に広がった探索範囲」は、日本では利用できないと明記されました。
- Apple WatchでのPrecision Finding(矢印+距離の誘導) iPhoneを出さずにWatchだけで矢印と距離を表示して探す体験も、国内では規制の対象です。
- Find People(UWB関連の一部) Appleの「Ultra Wideband availability」ページでは、日本は規制の影響でPrecision Finding on Apple Watchなどが利用できない国として挙げられています。
これらは日本国内のUWB(超広帯域無線)に関する周波数規制(屋外使用の禁止帯域など)が背景にあるようです。
「Apple Watchで探す」=全部ダメ、ではない(ここが誤解ポイント)
ここは丁寧に分けて考えたいところです。
- ❌ 日本で使えない:Precision Finding(矢印+距離で誘導する精密探索)をApple Watchでやること。
- ✅ 日本でも基本OK:地図で大まかな場所を見る、経路表示、音を鳴らす等の“通常の探し方”。
実際、「Macお宝鑑定団」さんの検証によれば日本でApple WatchからAirTag(第2世代)を探そうとすると「Region Not Supported for Precision Finding」と表示され、精密誘導の代わりにAppleマップでの経路表示になる、とされています。
機能の可否まとめ表(日本 vs 制限のない国)
| 機能 | 日本 | UWB制限のない国 | 補足 |
| iPhoneでの精密探索(通常) | 使える | 使える | 日本では前世代相当の体験 |
| iPhoneでの“範囲拡大” | 使えない | 使える | 日本語リリース脚注に明記 |
| Apple Watchでの精密探索 | 使えない | 使える | 矢印+距離の誘導が不可 |
| 音を鳴らす | 使える | 使える | 精密誘導とは別系統の機能 |
| 地図表示/経路表示 | 使える | 使える | Watchでも経路表示は可能 |
なぜ「問題」に見えるのか
僕が今回「ややこしいな……」と感じた理由は2つあります。
- 目玉機能が日本では止まる:AirTag(第2世代)の最大の進化として語られた部分が、日本では制限される点です。
- 注記が後から目立ってきた:いや、もう、これに尽きるわけですが、製品ページやプレスリリースが後日修正され、日本向けの制限事項が追加されたという流れがあり、購入後に初めて気づくユーザーが出る可能性が高い点です。
これまでも、当初は日本で使えない機能というものは山ほどありました。その場合は、発売前にアナウンスがされていたのに、なんでこうなってしまったのでしょうか…。
では日本のユーザーはどう考えればいい?
- 困りやすい人:Apple Watch単体での矢印誘導に期待していた人や、1.5倍の範囲拡大を目当てに買い替えを検討していた人。
- そこまで困らない人:普段から地図で場所を特定し、最後は「音」で探すスタイルの方。精密誘導は必須ではないという方。
今後の見通しは…
Appleは「日本の現地規制により」と説明しているため、ソフトウェアの更新だけで解決する問題ではなさそうです。どこまでが仕様として固定され、将来的に緩和される可能性があるのか、今は公式の追加説明を待つのが安全な距離感だと思います。
まとめ
- Apple Watchで精密誘導したかった人:日本では使えないので注意が必要です。
- 探索範囲の拡大に期待してた人:日本では強化が効かず、前世代相当になります。
- 地図+音で十分な人:体験の核となる部分は維持されます。
同じように「え、そこ日本ダメなの?」と混乱した方、いませんか?


