遅いApple、でも焦らないApple。2026年はApple Intelligenceを追いかける

2026年の新年1本目はApple Intelligence。AppleはAIで遅れているのか、それともプライバシー重視で慎重に積み上げているのか。注目ポイント5つと今年の検証方針を整理します。

あけましておめでとうございます。2026年もこのブログでは、Apple製品を中心に「暮らしと仕事がちょっと良くなる」話を、できるだけ分かりやすく書いていきます。

新年1本目のテーマは、Apple Intelligence

最近よく聞くのが「AppleはAIで遅れている」という声です。たしかに、生成AIのニュースを聞かない日はなく、新機能も続々出てきて、勢いで押し切るムードもあります。そんな中でAppleの動きは“静か”に見えやすい。ここはまず、正直に受け止めたいところです。

ただ、同時にこうも思います。AppleのAIは“遅れている”というより、“慎重に積み上げている”ようにも見える。今日はこの両論をフェアに整理しつつ、2026年のウォッチリスト(注目ポイント)と、僕の抱負につなげます。

なぜ「AppleはAIで遅れている」と言われるのか

結論:“発表の派手さ”や“提供の一斉感”で比べると、Appleは遅く見えやすいからです。

Apple Intelligenceは、WWDC 2024(2024年6月10日)で発表されましたが、OS機能として展開する以上、品質・安全性・端末要件・地域と言語など、チェックすべき範囲が広い。結果として、機能や対応範囲は段階的になりやすい構造です。

加えて、「今すぐ全部そろう」と受け取られやすい表現が誤解を生んだ面もあります。2025年4月には、米BBB系の広告審査(NAD)がAppleの“Available Now(今すぐ利用可能)”という無条件の表現について、掲載機能がすべて利用できるかのように誤認させる恐れがあるとして(当時未実装だった画像生成機能などが含まれていたため)、修正・中止を推奨したと公表しています。ここは「遅い/遅くない」以前に、AIは“段階的に育つ”ことを前提に見た方が健全だと思います。

それでもApple Intelligenceに注目したい理由

結論:Appleは「派手なAI」より、「日常で安心して使えるAI」を狙っているように見えるからです。

Appleが強く打ち出しているのは、プライバシー設計です。Appleは公式に、Apple Intelligenceの処理を「端末上の処理」と「必要に応じたクラウド処理」に“伸縮”させる考え方を説明しています。クラウド側には、Apple Silicon上で動くサーバーモデルを使うPrivate Cloud Compute(PCC)を用意し、端末とクラウドの両方で計算資源を使い分ける、という位置づけです。

さらにAppleは、PCCについて「リクエストを満たすためにデータを使うが保存しない」「Appleを含め第三者がアクセスできない」趣旨を説明し、独立した専門家が検証できるように設計しているとも述べています。ここは“観測”ですが、個人データに近いAIをOSの中心に置くなら、Appleが慎重に進めるのは戦略として合理的だと感じます。

2026年のウォッチリスト:注目ポイント5つ

ここからは「次に何を見ればいいか」を、観測ポイントとして5つに絞ります。

1. Siriの本格強化がいつ、どこまで来るか

Appleは2025年3月、Siriの一部AI改善について「2026年に遅れる」と説明したと主要メディアで報じられました。ここは“最大の見どころ”であり、同時に期待値調整が必要なポイント。何ができるようになり、何がまだ難しいのか。2026年はここを丁寧に追いたいです

2. 言語・地域・対応端末がどこまで広がるか

日本語対応については、Appleが2025年3月末に「iOS 18.4 / iPadOS 18.4 / macOS Sequoia 15.4で日本語が利用可能」とニュースルームで案内しています。“使える人が増えるほど”実体験ベースの評価も増えるので、広がり方をウォッチします。

3. 体験の質(精度・速度・失敗の少なさ)が日常レベルに届くか

AIは「できる」より「失敗しにくい」が価値。文章の書き直しや要約など、日常タスクで“安心して使える回数”が増えるかが勝負です。

4. プライバシーの説明が、安心して使う理由になるか

PCCの思想は強い一方、ユーザーが「結局どう扱われるの?」と不安なら広がりません。Appleの説明と設定導線が“使う勇気”につながるかを見たいです。

5. OS標準だけでなく、アプリ体験がどこまで変わるか

Appleの強みは統合です。標準機能が伸びるだけでなく、サードパーティのアプリが“賢く”なって日常の道具が変わるか。ここが伸びると面白さが一段上がります。

2026年の抱負

結論:実験して、噛み砕いて、安心して真似できる形にするを徹底します。

1. 定期的に“使ってみたログ”を残す

成功だけでなく、失敗も含めて書きます。「ここは期待しない」「この条件なら便利」まで落とす。ちなみに使用するデバイスはiPhone 15 Proがメインと思います。MacBook Air(M2, 2022)はどうしようかな…。

2. 設定・プライバシーもセットで説明する

Appleが何を約束しているのか(PCCの考え方含む)を、できるだけ分かりやすく。

3. 生活導線でまとめる(iPhone/Mac中心)

“派手さより、日常で効くAI”。この軸で、使いどころを整理します。

まとめ

AppleがAIで「遅れている」のか、「慎重に勝ち筋を作っている」のか。今は断定しなくていいと思っています。大事なのは、2026年を通して“日常で効く体験”がどれだけ積み上がるか。僕はそこを、明るく・冷静に観測しながら追っていきます。

次回はまず手触りが分かりやすいところから。Apple Intelligenceで文章を「要約」「書き直し」すると、どこまで実用になるのかを、短い例つきで検証します。

それでは今年もよろしくお願いいたします。

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